まず、考えてみてください。
あなたはADHDという特性について、どんな印象を持っていますか?
それは肯定的な印象でしょうか。
それとも、否定的なものでしょうか。
おそらく多くの人は、後者の「否定的な印象」を持っているのではないかと思います。
私もそうでした。
ですが、書籍「発達障害は最強の武器である」という本を読んで、私は考え方が変わりました。
今私は「ADHDはいいこともあるし生き方によっては幸せになれる」と発信しています。
そう思えるきっかけになったのが、この本なのです。
今回はこの本についてご紹介します。
こんな人にオススメ!きっと考え方が変わります
- ADHDである自分が嫌い
- ADHDに偏見を持っている
- ADHDに悩まされている
- 家族がADHDで、この先が心配
ADHDは悪いことばかりじゃない
この記事にたどり着いた方は、ご自身がADHD、もしくはご家族がADHDで悩まされている方だと思います。
もしADHDのご自身を責めてしまったり、ご家族を心配しているなら、きっとそれはADHDの悪いところばかりをみてしまっているからではないでしょうか
確かに、ミスが多かったり、忘れ物が多かったりで私も学生の頃から悩まされていました。
ですがADHDってとても魅力的な長所も持っています。
ADHDの長所
- 行動力があり、思い立ったらすぐに行動に移せる。
- 過集中で、好きなことなら寝食忘れて没頭できる
- 決断力があるのでもやもや悩まず実行できる
- やりたいこと、好きなことには真っ直ぐに生きられる
どうですか?
一見普通の特性に見えるかもしれませんが、普通の人ならできないことがADHDにはできたりします
例えば私なら、小学生の頃の夏休みは朝から晩まで絵を描いていました。
趣味だったのですが、本当に朝から晩までです。
時にはご飯もお風呂も歯磨きも全部の時間が無駄だと思えるほどずっと描いているのです。
何かでプロになろうと思ったら、10000時間必要と言いますが、ADHDはそれを特に努力しなくても知らないうちにこなすことができるかもしれないのです。
それはつまり、何かのプロになれるということ。
誰もが真似できない、最強の武器だと思いませんか?
この本で教えてくれること
ADHDの長所を教えてくれる
この本では、そんなADHDの長所を教えてくれます。
有名企業の社長さんが実はADHDなのではないかという話は興味深く、ADHDだって世界的大企業の社長になって、物凄いものを作れるんだということを教えてくれます。
きっと自分の特性が、悪いものではないと思えるはずです。
読み進めていくと、きっとADHDが特別なものだと感じられると思います。
ADHDの子供への対応がわかる
この著者はご自身で自分がADHDではないかと考えているようなのですが、本の中に著者のお母さまのお話が出てきます。
小学校の頃、普通とは違う子供だったために先生によく呼び出されていたらしいですが、そのお母さまの対応がとても素晴らしいと思いました。
ADHDは、子供に遺伝する確率が高いらしいです。
なのでおそらく、私の子供達にも誰か特性を受け継ぐ子がいるかと思っています。
でも、そうだったならこの方のお母さんのようにしてあげればいいんだと勉強になりました。
とても愛のある、優しく強いお母さまです。
ADHDでも社会で活躍できることを知れる
この著者や、先述の世界的大企業の社長さんなど、ADHDだからといって将来が暗いわけではないということを知れます。
私は今よくこのことを発信していますが、ADHDを武器にして社会に貢献していこうと思えたのも、この本のおかげです。
ADHDに悩んでいる人は読んでほしい
冒頭にも書きましたが、私はADHDである自分がとても嫌いでした。
仕事でミスはするし、忘れ物は多い。
料理や掃除などの家事はまともにできない。
でも、それでも今仕事が楽しくて、大好きで、ADHDだったからこそこの道に進めたと心から思っています。
それも、この本を読んで、ADHDである自分を責めることが少なくなったから。
きっと、ADHDで悩んでいる方もこの本で少しでも考えが変わってくれるのではないかと思っています。