22歳の時に、第一子を妊娠・出産したあむです。
22歳といえば、一般的には周りは社会人一年目。
苦労もあり、楽しみもあり・・・やっと大人として独立できた年ですが、私は色々あって社会人2年目でした。
不思議と不安はなく前向きでしたが、いろんな問題もありましたし、逆に「若くてよかった」と思えることもありました。
私の経験から感じた、20代前半で出産するメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
20代前半で出産するメリット
まずは、私が若くで出産したことでよかったなと思う点を挙げていきたいと思います。
妊娠期間中や出産時のトラブルが比較的少ない
これは個人差もありますが、比較的妊娠〜出産のトラブルが少ないそうです。
私は妊娠経過に何も問題なく、出産も2時間くらいだけ本気で死ぬ思いをしただけで、超絶安産でした。
そして、後から出てくる胎盤を見せられた時
「こんなに綺麗な胎盤は見たことない!」
と看護師さんに言われました。
見せてもらっても、それが綺麗なのかどうかは正直よくわかりませんでしたが…
胎盤が綺麗だったということは、お腹のなかでの胎児の発育が良いことが多いのか、生まれてきた我が子も超絶健康、4歳現在病気はほとんどないです。
よく食べるし、元気いっぱいで、男の子並みに暴れています。
産後の子宮の戻りもよかったようで、看護師さんやお医者さんからも、「若いからだね!」と言われました。
赤ちゃんが健康なら、よかったと思いました。
体力がある
一つ目と似ていますが、体力があるため、妊娠期間中や出産時、産後、育児で「体が辛い…」というのはあまり感じませんでした。
現在、3人目妊娠中の27歳ですが、もうかなり限界に近いくらい体が辛いです。
今は騒ぎ回る上の子たちがいるのもあって、休めないという理由もありますが、本当に、私、第一子の時は元気だった。
産後、子供たちが成長していくと重い物を持って抱っこ紐&ベビーカー&ベビーカーあるのに歩きたがる子供&そしてそれを追いかけるとか余裕で出てくるので、体力アルニコしたことはないと思います。本当に…
元々運動なんて一切やってきませんでしたが、若さゆえの体力がとても自分を助けてくれたような気がします。
早いうちに子供が独立し、第二の人生を歩める
単純計算で、22歳の時に子供を産めば、その子供が独立するのは、高校卒業時で40歳、大学卒業時で44歳です。
40代って、まだまだ新しい挑戦ができる年だと思いませんか?
新しいことを始めるのに年齢は関係ないこともありますが、やはり可能性の分野でも世界が広がる気がします。
また、子供が家にいても、だいたい中学生くらいになれば自分のことを自分でできるようになり、ほとんど親の手がかからなくなりますよね。
思春期のぶつかりや悩みはあるかもしれませんが…
そしたら、その時から仕事を本格化したり、好きなことができる時間が増えるかもしれません。
私は趣味が多いので、基本的に家で一人で部屋に篭って絵を書いたりしたい…仕事をたくさんしたい…など、今から夢を膨らませていたりします。
第一子は22の時ですが、第3子は27になるので、大学卒業で49ですが…
それでも手が離れる時期が早いとそれだけ自由な時間ができると思い、今頑張っています笑
仕事を効率よく進めることが自然にできるようになる
仕事をしていると、子供を産んでからいつかは職場復帰しますよね。
短時間だったり、私のようにパート契約に切り替えてもらったりしてなんとか両立することになると思います。
ですが、保育園に預けても、体調が悪くなると呼び出しがかかってしまい、仕事を切り上げて帰らなくてはいけなくなったり、そのまま翌日休まなくてはいけなくなったりします。
私のようにクリエイターなど、締め切りがある場合は迷惑がかかってしまいますよね。
これだけはいえますが、子供がいて仕事をしていると、周りに絶対迷惑がかからないことはあり得ません。
職場を優先すれば家庭に、家庭を優先すれば職場に迷惑がかかってきます。
それはとてつもなく心理的負担になってしまいます。
ですが、できる限り周りへの負担を軽くする努力はできます。
私は実際、子供3人分、会社に迷惑をかけ続けてきましたし、何度もトラブルになり、鬱にもなりました。
でもその経験から、自分がいないときはこうして欲しい、や、webのコードやデザインデータを他人でもわかりやすく書く努力をしたり、自分がいない時に「あむさんがいないとわからない!」というパニックにできるだけならないよう、工夫しています。
もちろん、職場の皆さんには、もう感謝しきれないほど助けてもらっています。
でも今後、この職場で私と同じように出産する方のテンプレートを作っていけるように、日々の仕事の仕方を考えられるようになりました。
子供がいないと見えなかったところに目をつけられたりするようになり、自然と仕事を効率的に進められるようになります。
子供が自分を成長させてくれる
22歳なんて、正直まだまだ子供です。
27歳になった今でも、自分は大人になり切れていないと感じることもあります。
若くで子供を産み育てると、しばしば社会では「子供が子供を育てる」と考えられがちになります。
実際私もメンタルが弱く、子供のままだったと思います。
子供にイライラしたり、逆に自分を責めつづけて泣いてしまったり。
うまくしつけができない人もいるかもしれません。
でも、親だって一年生。
子供にいろいろ教えられながら、一緒に成長していけます。
それは、何歳になっても同じだと思います。
子供を産まないと知らなかったこと、考えなかったこと…
それを、早い段階で学べるのは、社会人として、大人としての成長につながると思っています。
日々、子供に成長させてもらっているな、と感じる日々です。
若くで産むといろんな人に褒められる
これは、ただただ気分がいいという問題なのですが(笑)
街中で声をかけられたり、周りの人間から「若いのにすごいね」とか「仕事も家事も育児も頑張ってるね」といてもらえたりします。
私はただ勝手に若く産んで、周りのお母さんと何も変わらない育児をしているつもりですが、若いというだけで褒めてもらえます。
心の中では、もしかしたら「ちゃんと育てられるの?」と思われているかもしれませんが、受け取った褒め言葉は私はそのまま素直に自分の自信として受け入れさせていただいております笑
子供がたくさん産める(子沢山希望の場合)
子供がたくさん欲しくても、年齢的な面で諦めざるを得ない場合もあります。
もちろん、経済面、精神面などから、若くても人数を産まない方もいます。
年齢が上がるにつれ、妊娠や出産のリスクは上がってしまいます。
その問題がないのは、若さだけでいうとメリットではあると思います。
実際私も、現在3人目を妊娠中です。
3人目を産んでも、まだ20代。
周りは一人目出産だったりの同年代が多い中、もうすでに3人産もうとしております。
この妊娠で、今のところ体力的な面でも、リスク的な面でも心配はあまりありません。
子供がたくさん欲しいとき、年齢的なことを考えなくていいのはメリットだと思います。
もちろん、若くなくてもたくさん子供がおられる方もいらっしゃいますし、尊敬しております!
20代前半で出産するデメリット
若くで出産するのはメリットがたくさんあると思いがちですが、案外デメリットも多いです。
特に、女性も社会進出している現代で、仕事や社会と育児との両立で悩む方も少なくないと思います。
以下では、私が思うデメリットを紹介します。
貯金がないなど、お金の心配がある
若いもの同士の夫婦だと、まとまった貯金がないという不安がある方がいるかもしれません。
私もそうでしたし、私の主人はかなり年上ですが、それでも貯金などはほとんどない状態で、かなりの貧乏です。
お金に心配があると、かなり辛い状態になりますので、、ここは結構重要な問題かもしれません。
ただ、私も現在、家計はかなり厳しいですが、なんとかやっていけてます。
仕方がないときは、前向きにいきましょう!
職場への影響
採用してすぐに妊娠報告を受けるとなると、職場の人間からすると、良い気分にはならないかもしれないのが現状です。
今からしっかり育てていこうと思っていた社員が、入社してすぐ妊娠した、となると、妊娠中の体調不良や産前産後、育児休暇でほとんど会社の力になれなくなる可能性があるからです。
幸い、私の会社はとても理解ある人たちに恵まれていたので快く送り出してくれましたが、心の中まではわかりません。
もちろん多大な迷惑を現在もかけていると思っています。
その精神的負担は、かなり辛いものです。
おめでたいことのはずですが、迷惑をかけてしまうことは確実ですので、無理のないよう、できる限りの職場貢献ができるといいですね。
友達から遊びに誘われなくなる
妊娠中は体調が悪かったり、出産後は育児に追われたりと、自分が自由に動けなくなることが多くなってきます。
子供を親に預けて遊びにいけないこともないけど…
そもそも、友達が気を使って誘ってこなくなります。
若いうちだとまだまだ遊びたい時期ですし、今でもパーッと遊びに行ける独身の友達が羨ましかったりします。
かなり孤独感に囚われてしまうことになるかもしれません。
遊びたくても遊べない
一つ上の項目に似ていますが、遊びたいと思った時にすぐに遊びにいけなくなります。
当たり前のようですが、結構辛いです。
そもそもトイレや食事など、日常生活ですら自由にできなくなるのに、遊びとなるとかなりハードルが高くなります。
だんだんと、諦めが必要になってきてしまいます。
できるだけ、パートナーや親を頼って、気分転換を日常に取り入れるようにしましょう。
出産や育児への知識がない
ある程度の年齢になると、経験などから「妊婦さんって大変なんだな」とか「子供がいると忙しそう」など自分が経験してなくてもわかってきます。
ですが、出産年齢が若いと、自分の知識不足などから、未知の領域に踏み込むレベルで何も知らないということが起こります。(体験済)
妊娠中の自分の体の変化とか、育児の方法とか…
私、子供産むまで離乳食というものの存在すら知りませんでした。
そんな母親もいます。
でも、この点は、妊娠中にたくさん調べたり、産科の先生に相談したりして、事前に解決できますし、やっていれば自然と分かってくるのであまり心配は入りません。
仕事で同期に遅れを取ってしまう
産後復帰したら同期が昇給・昇格していた!上司になっていた!
なんて話をたまに聞きます。
仕方のないことではありますが、自分が出産や育児をしている間にも、同期たちはどんどん力をつけて行って、先に進んでいきます。
そもそも仕事と育児を並べることは間違っているかもしれませんが、どうしても仕事中は視点が仕事に向いてしまい、周りの人間との距離を感じてしまうかもしれません。
でも、その同期はいずれ自分と同じように出産、育児をするときがくるかもしれません。
今から追い越してやる!という気持ちであまり深く考えずに仕事に臨めたらいいですね。
社会人の基礎などをしっかり勉強できないままになってしまう
これは、私自身日々感じていることではありますが、社会人になって最初の数年って、結構大事だったりします。
ビジネスマナーや経験など、自然に身についているはずのことが、自分にはできない・・・なんてことが起こります。
特に私は社会常識などが周りより薄かったので、今でも感じるときがあります。
そんなときは、その時点で自分のものにしてしまえばいいと思っております。
家に帰れば育児で大変なので、仕事ではあまりストレスを増やしたくないですね。
精神的に未熟な状態のまま母親になってしまう場合がある
「子供が子供を育てている」など、たまに耳にしますが、実際20代ってまだまだ子供ですよね。
もちろん個人差はありますが、私のように精神的に弱かったり、育児の知識がないと、ついつい間違った育児を間違っていると認識しないまま行ってしまう可能性があります。
一人目が0歳の頃は、すぐにイライラしてきつく叱ってしまったりなどしていました。
今思うと、そんなきつくいうほどのことでもないだろう・・・と思うのですが。
そのときは、それが本当に正しいと思ってやっているんですよね。
でもきっと大丈夫です。
周りが教えてくれることもあるし、子供が親に教えてくれます。
だって親なら、こんなに可愛い子に、将来苦労して欲しくないので、育て方をたくさん調べて、いい方法を取り入れようとするはずです。
少しでも悩んだら、地域の相談窓口に相談したり、必要であれば医療に助けてもらいましょう。
私は一人目出産後、精神的に未熟で不安定でしたが、精神科のお薬とともに育児をすることで、かなり改善され、子供に優しくできるようになりました。
まとめ
早いうちに運命のパートナーと出会えて、子供に恵まれた。
だけど、周りに出産している友達もいないし不安…
若くして育児するってどんな感じだろう。
など、いろんな不安を持つ方がいらっしゃると思います。
記事では結構前向きに書いていますが、これは今育児に慣れた母親4年生の私が書いていることであって、本当に今まで苦労してきましたし、うつ状態にも何度もなりました。
主人の理解が得られなくて、ずっと一人で全てをこなしてきたり、言葉の通じない子供に振り回されたり、自分の時間がなかったり。
でも今とても幸せです。
きっと、若いお母さんも、子供を大切に思う心があれば誰にだって負けません。
年齢なんて関係ないと、私は思っています。