2023年10月から開始される景品表示法のステマ規制で、記事に広告が含まれる場合に「PR」だということを表記することが必要になりました。
表記しないと、広告主からアフィリエイト広告の連携停止などの措置がされる場合があります。
今回はcocoonで広告PR表記を自動で全投稿に追加する方法をご紹介します。
とっても簡単なので早めの対応をオススメします。
ステマ規制とは？
2023年10月より、景品表示法のステマ（ステルスマーケティング）が開始されます。
これにより、ブログ等でも「これよかったよ」と書いてリンクを貼るには、「これが広告である」ということを明記しないといけないことになりました。
最近よくたどり着くブログにも表記があるのをよく見かけるようになりましたね。
ちなみに、罰則を受けるのは広告主になりますので、ブログ記事やSNS投稿で違反があった場合は広告主から連携解除される可能性が出てきます。
広告を貼らせていただいているので、しっかりと対応しましょう。
消費者が損をしないための規制
そもそもなぜこんな規制が出てきたかというと、それは消費者を守るためです。
SNSやブログ、YouTubeなどのインフルエンサーなど、個人が活躍する時代だからこそ、PR方法は多種多様になってきました。
個人なので、結構好き勝手言うひともいます。
常識的な範囲であるものもあれば、そうでないものも。
例えばそこで、売るために「過大な商品特徴紹介」や「うそが混じったPR」を信じて消費者が商品を購入し、紹介されたものと差異があった場合、消費者が損をしたり不利益を被る恐れがあるのです。
消費者庁は「消費者がより良いサービスや商品を選び、購入することができるような環境」を目指しています。
消費者としては、ありがたいお話ですね。
私も、私が「良い」と感じたサービスや商品などを多くの人に知ってもらいたいため、この考えにもとても賛同します。
広告であることを表記しないとどうなる？
広告であることを表記しないと、どうなるのでしょうか。
上記でも少し触れましたが、まとめると
- 広告主から広告の連携を解除される場合がある。
ということです。
これによって、消費者が満足する商品PRを書くために、PRの質がより一層良くなるかもしれませんね。
PR表記はどこに記載する？
PR表記はユーザが記事に訪れてすぐに目に入るようなわかりやすい場所かつ、記事や広告の邪魔にならない場所が良いでしょう。
いろいろ工夫ができそうですが、私は本文の上（アイキャッチがある場合はそのしたあたり）をオススメです。
Cocoonで投稿に自動で表記を入れる方法
Cocoonでは、バージョン2.6.5からステマ規制対応の機能が追加されました。
過去にたくさん記事を投稿した方は、一つ一つに表記していくのは大変ですよね。
このバージョンアップでは、全ての記事に自動でPR表記を入れることができます。
もちろん、除外したい場合も設定できますよ！
かなり簡単にできるので、早めにやっておくと良いでしょう。
記載できる場所は２箇所です。
メインカラム左上（小）
タイトルの下の左側に小さく入ります。
文字は変更できます。
本文の上（大）
こちらは本文が始まる直前に挿入できます。
こちらの方がわかりやすいので、私はこちらをオススメしています。
テキストは変更できます。
Cocoonを最新版に更新
まずは、Cocoonを最新版に更新します。
※更新の際は、事前にバックアップを取っておくのをオススメします。
ダッシュボードから「外観」→「テーマ」で一覧を開きます。
おそらく有効化されているのはCocoon Childだと思いますが、更新するのは親の方「Cocoon」と書かれた方です。
すると、最新バージョンになるので、ステマ規制用の機能が使えるようになります。
Cocoon設定＞広告
「Cocoon設定」→「広告」を開きます
「PR表記設定」
そこから少し下に行くと「PR表記設定」というのが現れます。
そこで以下の部分を設定します。
自動挿入ページ
自動で全ての記事に表記したいときはチェックします。
固定ページにも広告がある場合はこちらもチェックします。
自動挿入エリア
自分が表記したい方を選択、もしくはどちらも選択します。
どのあたりに表示されるのかわからない場合は、画像のアイコンをクリックすると確認できます。
表示テキスト
テキストは自分の好きなものに変更できますが「PR記事であること」をしっかりと明記するようにしましょう。
完了
全ての記事に同じ内容が表記されます。
過去の記事だけでなく、これから投稿する記事にも自動で表記されるので安心できますね。
消費者のため、広告主のため、自分のためにも。
愛情を込めて作ったブログが規制されたり、広告主や消費者、ユーザに不利益を与えてしまうことになるのは、辛いですよね。
今のうちからしっかりと対応していきましょう。
