※嘔吐恐怖症の程度は人それぞれです。
この文章には「嘔吐」そのものやそれに関係する言葉、又はそれを連想させる文字、内容を含みます。
決して無理のなさらないようゆっくりお読みください。
出産の痛みって、本当に恐怖ですよね。
現在、妊娠後期なので、本当にドキドキしています。
経験したことがない第一子妊娠中なんて、もうどんな痛みが私を襲うのだろうとヒヤヒヤ…でも、早く我が子に会いたくてドキドキ…
鼻からスイカなどもう想像もつかないような痛みって聞いてとても恐ろしく感じます。
ちなみに、私はnintendoのス○ブラのあの巨大なハンマーで腰を叩かれてるような感じでした。
余計に怖がらせてしまったらすみません。
でも、私にとって、そんな痛みよりも恐怖なことがあります。
それは、出産中の嘔吐…
実は、一人目出産までは、つわりが終われば嘔吐の恐怖とサヨナラだと思っていたのです。
しかし、出産を経験すると、その現実を知ることになってしまいました。
おそらく予備知識として、嘔吐恐怖症で悩んでいる妊婦さんの中には、出産時の嘔吐に非常に不安になっている方もいると思います。
そんな方のために、出産時の現実を書きたいと思います。
もしかしたら、不安にさせてしまうかもしれません。私のように、無知で挑んで後悔するよりも、いろいろと心構えをしてから出産に望みたい嘔吐恐怖症さんへの記事です。
嘔吐恐怖症の自然分娩
どんな分娩方法でも、出産時に吐いてしまうという方は一定数いるようです。
私も陣痛がきて、LDR(陣痛〜分娩〜休息が一度にできる部屋)に入ったとき、助産師さんに、「吐く人もいるから気持ち悪くなったらこれに〜」と説明を受けました。
名前はわかりませんが嘔吐を受け止める容器を枕元に置かれ…
その時は陣痛がまだ軽かったので、嘔吐する人がいるという事実を知ってものすごく恐怖を覚えました。
私の場合は、促進剤や麻酔は使わずに、本当の自然分娩で2人を生んだのですが、吐いたり、そもそも吐き気を感じたりすることはありませんでした。
ただ、不安症の方が勝って、義母や実母がいる前で大泣きしました。(不安すぎて)
すると、心の中でもやもやしていたものが涙で流れたのか、その後さらに強い陣痛が来ても落ち着いて対応できました。
陣痛中はこの後どんな痛みが襲ってくるのか、無事生まれるのかなど、気持ち的に不安になりますし、もともと私がそれを隠す性格なので、とてもため込んだ結果溢れたのだと思います。
ですが、安心するということは重要な気がします。
あんな激痛の中、落ち着いていられるか!と思うと思いますが、実際涙を流したことでその後の陣痛に耐えられたので、気持ちの問題もあるな、と実感しました。
しかし、このコロナ禍、立ち合いも時間が決まっていたり、旦那さんだけしか立ち会えなかったりと、病院によって対応は違いますが制限がありますので、一人で不安な中産むと思うと今からビクビクしています。
嘔吐恐怖症の方の出産で、嘔吐の不安がある方は、おそらく予期不安に駆られていると思うのですが、何か安心できるもの(好きなものやお守り)を持参すると良いかもしれません。
安心することは、精神的な原因から来る吐き気の誘発も抑えられますので、ご主人さんと電話を繋いだりして、少しでも不安を抑えることができれば、いいかもしれません。
私は大好きな二次元の推しの動画をスマホに入れて持っていきたいと思います。
嘔吐恐怖症の無痛分娩
無痛分娩は私は経験がないのですが、病院自体が無痛分娩を推している事もあり、出産後、病院内でのコミュニティでは無痛分娩の方のお話を聞く機会がありました。
ですが、自分の出産が幸いにも何事もなかったからかもしれませんが、かなり壮絶な出産だった方が多くいらっしゃいました。
そもそも私は薬剤=副作用=吐き気があるかもといういらない思い込みがあるので、陣痛促進剤ですら怖いです。
それが、麻酔を打つとなると…
副作用が恐ろしくて踏み込めませんでした。
あと、金額もかなり高額になります。
それなら、痛いだけの方がマシ!という考えです。
嘔吐の方が、恐怖です…
少し話がそれましたが、入院していた方のお話を伺った限りですと、かなりの確率で吐いた方がいらっしゃいました。
これは噂ですが、産科医は麻酔が苦手な方が多いらしく、麻酔科医などに麻酔をしてもらうと吐き気はないのに、産科医だと吐き気があったり、麻酔したのに痛かったりするなど、無痛分娩の失敗のような話もよく聞きます。
そのせいなのか、うちの産科でも吐き気があった方が多く、その話自体恐怖でした。
もちろん、個人差や体質などもあるかもしれませんが。
お話を伺った中には、分娩中、足を開かされて仰向けで動けなくなるのですが、そのときに吐き気に襲われ、体制を変えられないからと横を向きながら吐いた…という話を聞いてゾッとしました。
私は嘔吐経験がないので、そんな状況になったら失敗しそうで怖いです
なので、今回3回目の出産に挑みますが、無痛分娩は選択肢に入れませんでした。
しかし、ネットなどを見ていると、何も問題なかった!という方も大勢いらっしゃいますし、無痛じゃないから吐かない、という確証もないので、選択は慎重に行ってくださいね。
嘔吐恐怖症の帝王切開
こちらも、麻酔を使う分娩になります。
予め、何らかの理由により日にちを決めて手術を行う、予定帝王切開と、出産中に何らかの異常が発生し、予定になく手術をおこなう緊急帝王切開があります。
できるだけ帝王切開になりたくない方も多いかもしれませんが、母体と赤ちゃんを守るために大切な、れっきとした出産です。
ちなみに、コロナに感染した妊婦さんの出産は、感染予防のため、必ず、分娩時間が短い帝王切開になるらしいです。
できるだけ避けたいので、感染対策はしっかり行いましょう。
帝王切開は麻酔を使うため、こちらも副作用として吐き気が起こる場合があると、お医者さんに説明されるようです。
帝王切開の方のお話は、ネット上でしか見たことなかったのですが、つい先日切迫早産で入院したときに、大部屋のお隣さんが帝王切開の方でした。
産後、かなり唸っていたのですが、看護師さんとの会話が聞こえてくる限りでは、かなりの吐き気に襲われていたようです。
下半身だけの麻酔でも、そんな状態になるのか…と不安になると同時に、帝王切開で出産された方を尊敬しました。
世の中には、帝王切開=ラクな出産だと捉える方がいらっしゃいますが、あんなに苦しんでいるのに、ラクだなんて言われたら、私なら泣いてしまいそうです。
帝王切開では、吐くこともあるようですし、場合によっては避けられない事態になるので、こればかりは耐えるしかない、そして、吐かないと願うしかないです。
出産で吐きやすい人・吐きにくい人
少し調べていると、生理痛の痛みで吐いてしまうことがある方は出産時も吐き気を催しやすいかもしれないということがわかりました。
私とは縁のないことですが、「ちょっと気持ち悪いから吐いてこよう」みたいな人も存在するようなので、吐くことに抵抗がない方もいるようです。
しかし、私たち嘔吐恐怖症は、強い吐き気があっても全力で我慢して嘔吐することを回避します。
案外我慢できるんですが、我慢すること自体珍しいそうで、嘔吐恐怖症の自分が本当に嫌になります。
なので、普段から吐き気があっても我慢する癖がついている方は、出産時嘔吐することは少ないかもしれません。
それでも私は不安だったので、おまじないに袋を家から持参して、いつ吐いてもどこも汚さないように気をつけました(私なりの安心方法です)
陣痛〜分娩時に嘔吐のことを考えている余裕はなかった!
最後に、これだけは言えるのですが、陣痛感覚が短くなり、いよいよ分娩となっている状態で、嘔吐のことを考えている余裕なんてありません。
一人目は記憶が一部ないほど痛みに耐え、二人目の時は叫びまくりました。
しかも、陣痛と陣痛の感覚は最終的に30秒くらいになりますし、吐き気のことを考えている時間なんてほぼなかったです。
痛みに耐えている間に、赤ちゃんの産声が聞こえます。
産んだ後、「あれ、私、いつから嘔吐のこと考えてなかったんだろう…」と考えたほどです。
出血量が多かった人は貧血などで、産後一時的な吐き気があることも
私はなかったですが、出血が多いと貧血で吐き気が来る方もいらっしゃるそうですが、吐くほどひどいことは聞いた感じでは稀だと思います。
【まとめ】出産時は嘔吐のことなんて考えていられない。とにかく産むのみ!
出産は、ただでさえ激痛に耐えなければいけないのに、嘔吐恐怖症の私たちは嘔吐の不安も抱えなくてはならず、本当に過酷ですよね。
でも、きっと出産の時はそんなことも考えていられなくなります。
何より、頑張った後、可愛い赤ちゃんとも会えます。
赤ちゃんも、あんなに小さいのにお腹の中で一緒に頑張っています。
自分の赤ちゃんを信じて、一緒に乗り越えられたらいいですね。
※出産は、本当に人それぞれであり、子供によってもタイプが違ったりします。
この記事で紹介した例は一例です。
必ず大丈夫と伝えるものではありません。
体調に合わせて、無理のない範囲で、一つの知識としてお読みください